「mina-to」の増毛エクステ

「mina-to」のノウハウと技術仲間

「mina-to」は湊英司と湊巧一親子営む理髪店における約３０年にわたる増毛エクステ技術の経験と知識から生まれました。しかし、私たちだけでなく、全国に広がる技術取扱店の仲間たちも、同じ情熱と信念を共有しています。彼らが自店のお客様に喜んでもらい、豊かなサロンワークを作るための手段として増毛エクステと付き合っており、我々の技術が確かな実績を持つことが証明されています。

技術に夢中になれる仲間たちです。

・サロンにいらっしゃるお客様の悩みを解消したい

・これまで以上に豊かなサロンづくりに技術を活かしたい

皆さんがそれぞれの目標達成のため、私たちの増毛エクステ技術と共に進んでいます。

「mina-to」を導入していただいている理髪店の皆さまの技術導入のストーリーをお読みいただけます。

今まで以上に密に、本気を育てたい。「mina-to」ブランドが生まれた訳

理髪店のための増毛エクステ技術「mina-to」。「mina-to」ブランドの誕生には特別な経緯があります。私たちの増毛エクステ技術は以前、比較的大規模なセミナー開催がメインで多くの技術者に向けて提供されていました。多くの技術者が増毛エクステに興味を示し、それはありがたいことでした。しかし、各サロンが抱える課題や難しいお客様（薄毛の問題など）への適切な対応方法など、知識はあっても伝える機会が不足していました。

以前は理髪店・美容室双方の技術者が共にセミナーを受けることが一般的でした。しかしながら、彼らが扱うお客様層には明確な違いがあり、同じアプローチが通用しないことは明らかでした。パンデミックの影響で少人数でのセミナーが増え、その結果、それぞれの技術者にそれまで以上に個別のフォローアップができるようになりました。これによって、増毛エクステの技術をより効果的にサロンで活かせる技術者が増えました。

湊英司・湊巧一が増毛エクステ界のパイオニアの理容師としてお客様に対応してきた「リアルな知識」を理髪店の皆さまと共有するため、今までの知識を集約した「mina-to」ブランドを立ち上げることにしました。

（写真）2018年の技術取扱店技術者向けのセミナー

多くの方に来ていただくことはありがたいことでしたが、人数が多かったため、一度に個々の課題に対応するのが難しかったのです。

私たちは増毛エクステについて多くの人に関係するような一般的な情報提供にとどまってしまうことが悩みでした。

「mina-to」ブランドは、もともと理髪店から生まれた技術をベースにしています。男性の髪の毛は一般的に女性の髪よりも細くて短く、薄毛の程度が深刻な場合が多いため、増毛エクステの技術力も高いレベルが求められます。それを考慮し、私たちは「mina-to」ブランドでカリキュラムを全面的に理髪店向けに改訂し、髪に悩むお客様の満足度を高めるメニューを提供できるよう努力しています。私たちは、お客様の期待に応えるために継続的に進化し、成長し続けることを約束します。

（写真）技術者それぞれの課題を洗い出し、根本的な技術力・対応力が向上できるセミナー

技術者の技量によって「今自分に必要な知識」が変わってきます。それに対応できるようなカリキュラムに変更しました。

導入時に基本をしっかりと身体に染み込ませ、応用が効かせられる様になるカリキュラムです。

技術について

増やす仕組み

「mina-to」の増毛エクステは太めの地毛を選び、１本の地毛に２～８本のループ状に加工した人工毛を根元近くにキメ細かく結び、髪を徐々に増やしていく結着増毛技術です。「結ぶ」という表現を使用していますが、技術的には地毛に人工毛を絡める仕組みです。これが特許に裏打ちされた技術であり商品です。

地毛に人工毛がしっかり結び付けられる技術のため、根元近くに「濃さ」が生まれ地肌の薄さをカバーします。また、地毛に「コシ」や「ハリ」がよみがえりボリュームもでます。人工毛が地毛にとってギプスのような役割を果たすためです。

使用するのは最高級人工毛髪

最高級品質の特殊人工毛髪を使用しています。人毛は使用しておりません。人毛は質の均一性や劣化が問題になるためです。

人工毛髪の耐熱温度は安心の２００℃と熱に非常に強いです。お客様にご自宅でのヘアーアイロンを使用したセットも行なっていただけます。人工毛髪には地毛（人毛）のようにキューティクルがないため、薬液処理（カラーやパーマ）を行なっても人工毛を傷めることはありません。

人工毛はとても軽量でキューティクルがないことからシャンプー時にも水分を含みません。よって、人工毛の重さが地毛の負担になることはないのも人工毛を採用する大きな理由のひとつです。

ループの本数の種類

施術に使用するループには２本・４本・６本・８本の４種類があり、ループの加工や製品化は自社の製造技術者が国内で丁寧に行なっています。

基本的には使用するループの本数はお客様の地毛の太さによって使い分けます。地毛の太さによって人工毛の絡み具合いが変わるからです。地毛の太さが太いほど大きい単位のループが絡みます。太い地毛でもお好みで２本ループを使用することも、もちろんできます。

人工毛の種類と特徴

人工毛の種類はナチュラルタイプ・スーパーナチュラル（マットつや消し）タイプ、匠の極細タイプの３種類あります。異なる人工毛を組み合わせて製造したループもございます。お客様の髪質や好みに合わせて使い分けることが可能です。より自然な仕上がりを期待できます。

①ナチュラルタイプ・・・一般的な日本人の髪の太さに合わせたもの。適度な艶感があり、女性に好まれる傾向にあります。しなやかなコシがあります。

②スーパーナチュラル（マットつや消し）タイプ・・・日本人の平均の太さよりもやや細めの人工毛。地毛のような質感でとても自然な仕上がりを期待できます。

③匠の極細タイプ・・・細めの地毛に合う人工毛。しっとりとした柔らかさが特徴で毛量が欲しい方におすすめです。しっかりとした艶感があり、髪を若々しく見せることができます。

「mina-to」の増毛エクステのもち

「mina-to」の増毛エクステは地毛にしっかり絡み付く仕組みなので、人工毛が取れてしまうことはほとんどありません。しかし、自然脱毛によって髪が抜け落ちた場合、地毛と人工毛が束になって一緒に落ちます。

人工毛はキューティクルがなく水分を含まないため大変軽量です。結んだ人工毛の重みが原因で脱毛の原因になることはございませんのでご安心してご利用いただけます。

実はこの増毛した地毛のヘアーサイクルによる自然脱毛サンプルは、全部ぼくの髪の毛なんです！抜けても変にショックを受けないように正しい知識を持っておくことが大切です。

施術後の経過

髪は約１ヵ月でおおよそ１cm伸びます。その結果、増毛エクステの結びつけた部分も１ヵ月後には根元から約１.１〜１.５cm上に伸び上がります。（白髪染めをすると、しばらく経って地毛が伸びると根元から白髪が見えてくる感じと似ています。）

※個々の髪の毛は成長速度が異なるため、伸び具合には個別の誤差が生じます。

アフターケア（新しい人工毛の結び替え）

増毛エクステの施術後、髪が伸びるにつれて人工毛髪の結び目が根元から上がってきます。その結び目を根元に戻すことはできません。

施術後2～3ヵ月でわずかに上がってきたものは問題ありませんが（まだ増毛エクステとして機能しています！）、4～5ヵ月経過して地肌から結び目の距離が６cm以上になった場合は、新しい人工毛髪を新たに地毛の根元に結び、古い人工毛を取り除く必要があります。結び替えることで、地毛の「濃さ」や「コシ」、「ハリ」が復活します。

施術の様子

施術プロセスは至ってシンプルです。

・お客さまのご希望のヘアースタイルをカウンセリング
・気になる箇所
・欲しい箇所に「増毛ライン法®︎」という増毛理論に則って施術
・地毛と馴染むように仕上げ

一般のお客様に馴染みのある町のサロンで増毛エクステの施術ができるから安心感が違います。また、日頃からお客さまの調髪を行なっているからこそ増毛エクステの良さを活かしてスタイルをうまく整えることができると考えています。