増毛エクステ2回目以降のスタイル選び – 理容師だからできること

理髪店オーナー、技術者の皆様、理髪のプロの皆さん、こんにちは。私は[mina-to]の増毛エクステをご紹介する増毛アンバサダーの愛です。

「mina-to」ブログをお読みいただき、ありがとうございます。

 増毛エクステを始めたばかりのお客様で、ご希望の「髪の濃さ」や「ヘアスタイル」を実現するには1,500〜2,000本という多めの見積もりになる場合があります。絶対的に多い本数の施術が必要になるお客様が一度に見積分を増やさずに数回に分けて増やしていく場合、2回目以降の施術はどうしていくのがいいでしょうか?

 お客様の希望を引き出すことが重要であり、理容師がどのように役立てるかを解説します。

増やしたいところに増やせる自由さと不確かさ

 増毛エクステの基本は「髪が欲しい箇所の地毛にきめ細やかに人工毛を結んでいく」ことです。大袈裟な言い方をすると、 地毛さえあれば結んで増やすことができます。お客様のなりたいスタイルが明確であれば、そのスタイルを完成させるために髪の毛が必要な部分に施術すればいいのです。

 増毛エクステの良い所は結んで増やしていけば、確実にボリュームアップしていくと言うことです。ただし、髪が増えればお客様の希望のヘアスタイルになるかといえばそうではありません。 的確な箇所に的確な毛量を結んでいく必要があります。

技術責任者
湊 巧一

「いかに少ない人工毛でより多く、ボリュームアップさせてスタイルを作れるか」、これが技術者の腕の見せ所です。

 増毛エクステは技術力が出やすい技術です。技術力がある人は自然に増やせますが、技術力が未熟だと「技術者視点で結びやすいところ」ばかりに結んでしまうケースもあります。結果、お客様の希望とは違うスタイルを完成させてしまったり、増え方がボテっとして不自然だったりということになりかねないのです。地毛があれば結べてしまうからこそ、実は仕上がりに技術が上手い・下手の差が出やすいのです。

お客様の想像力を引き出す

 多くのお客様は最初は自分の髪の毛の変化に対して想像力が及ばないことがあります。そこで、増毛エクステを使ったスタイリングの例を紹介したりして、実際の変化や可能性についてイメージを広げます。お客様がどのようなスタイルが良いと感じるのか、考えるきっかけを提供することが重要です。

技術責任者
湊 巧一

最近、僕のサロンにこんなお客様がいらっしゃいました。

お客 Mさん

息子の卒業式で写真を撮るので、少しでも写りをよくしたくて。妻が「mina-to」の増毛エクステができるサロンを探してくれたんです。
全体的な薄さをカバーするにはどれくらい必要でしょうか?

技術責任者
湊 巧一

そうですね、Mさんの場合、お見積は1,500本です。それくらい増やすと全体のバランスを整えながら、ボリュームアップの実感も持っていただけると思いますよ。

 この日は500本(サービス含む)の施術をしたそうです。Mさんのご希望がまずはご自身から見えやすい前髪部分の右側に施術をご希望でした。

・・・2週間後・・・

技術責任者
湊 巧一

Mさん、いらっしゃいませ!経過は良さそうですね。前回増やしてみていかがでしたか?

お客 Mさん

髪ってやっぱり大切ですね!増やしていただいたところはいい感じです。家族にも自然だねと言われました(^^)

ただ、今日はどこを増やしたらいいのか自分ではよくわからないんです・・・前回増やした前髪の後ろらへんがいいかなと思いました。鏡に映った自分を見ると、そっちの方が透けて見えて気になるなーと。でも、どうでしょうね、そこに増やしたらどうなるのかイメージができなくて。

技術責任者
湊 巧一

そうですよね、カットする時でさえカット後のご自身の髪型を想像するのは難しいのに、増毛エクステになったら余計想像するのは難しいですよね。

Mさんの場合、前回は右側の前髪を中心にに増やしました。またそちらに増やすと右側ばかり濃くなり過ぎます。ですから今回は左側の分け目付近に結んで、そこから髪を流すことで前回の施術箇所の髪と重なり、左右のバランスも整えることができます。いかがでしょうか?

お客 Mさん

なるほど、そういうことですね!それではそのようにお願いします。

今回も1シート360本でお願いします。

・・・施術後・・・

お客 Mさん

お!いい感じですね。言われた通りの場所に増やして良かったです。次に来れるのは来月ですが、また予約して帰ります。

 このように、お客様はどこにどれくらい増毛エクステの施術をするとバランスのいいスタイルが出来上がるか想像しづらい場合があります。そんな時に役立つのが、理容師としてのお客様のスタイルを作ってきた経験と、「mina-to」のノウハウでお客様の「隠れた希望」を引き出すことができます。

理容師としての経験を活かす

 理容師は男性の細かいカットの技術、お客様の肌に直接カミソリを当てるシェービングの技術など、手先の器用さ・施術の正確さを求められる仕事を常日頃からしています。併せて、男性のお客様のヘアスタイルづくりを行なっていますね。
 このような経験を増毛エクステの施術に大いに活かすことができるのです。

 これまでのカットで経験したことのないような感動と笑顔をお客様が見せてくださるのが「mina-to」の増毛エクステです。
 ご自身の技術者としての長所を活かして、私たちと一緒にこれまで以上に豊かなサロンワークを現実のものにしませんか?薄毛やAGA、その他ヘアスタイル作りでお悩みのお客様が大手企業に足を踏み入れる前に、身近な理容室でヘアスタイルの相談ができればお客様も本当に嬉しいはずです。

 「mina-to」の増毛エクステ技術を導入ご希望の方は、フォームよりお申し込みください。お待ちしております。